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攪拌したエポキシ接着剤やエポキシ塗料の脱泡方法を紹介します。
造型や積層に使うエポキシ樹脂を攪拌するとエポキシが泡立ちます。
それは仕方のないことですが、抜けきらない気泡は、仕上がりが白っぽくなったり、強度が落ちる原因になったりと、軽量化以外の目的で良いことはありません。
代表的なエア抜きの方法は
@攪拌後、しばらく放置して気泡が抜けるのを待つ
Aエポキシ樹脂を温めて気泡を追い出す。
Bエアリムーバーで真空引きして気泡を追い出す。
(どの方法にも短所がありますが・・・)上記の方法が一般的です。
C脱泡剤を使う。 ← コレいいかも
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ドライヤーなどを使って、少し離れたところから樹脂全体を柔らかく温める。
熱源を近づけて局所的に温めると硬化時間にムラができるので、ドライヤーなどは30cm以上離して使うと良いでしょう。 |
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↑誇張したイメージ |
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エポキシ樹脂は「攪拌後に温める」よりも部屋全体を暖かくして、主剤、硬化剤、攪拌容器などを「攪拌前の段階で温めておく」ことが大切です。
楽に攪拌できますし、化学反応の突入がスムーズになります。
とくに冬場は部屋全体を温めておきましょう! |
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↑ 手動で真空脱泡 (泡が上がっています) |
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真空ポンプがあれば言うことはありませんが、安価なグッズとして「エアリムーバー」という手動で真空引きができる商品があります。
電源要らずで便利です。
作業として行う「ポンピングの動作」は脱泡作業をしているという実感が得られます。(笑) |
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「ライド社製のエアリムーバー(タミヤからも同じ色違いで同じ商品が発売されています)」のインナー容器として「GSIクレオス社のMr.注ぎ口計量カップ」が使えます。
絶妙な寸法で大変便利。 |
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スプレー時間は1秒でOK! 大きな泡は即効でなくなります。 |
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攪拌後、気泡が上がってくるのを待って「トイレその後に」をひとふりすると大きな気泡は瞬間的に割れてなくなります。
このスプレーはアルコールが主成分で素早く揮発します。
接着強度を落とすことなく脱泡ができる秘密兵器だと思っています。
「ポリ樹脂」にも効果がありました。
「シリコーン」にも使えるのか? → ダメでした。 |
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